手ぶらで作業!その②『検査作業をカイゼンする』

RFIDタグやウェアラブル端末などを活用して「手ぶらで作業(= ウェアラブル&ハンズフリー)」を行うことで、ミスの防止や作業効率のアップなど作業現場をカイゼンする手法。 第2弾は、ウェアラブルマイクの活用事例をご紹介します。 ■作業シーン 製品検査、品質検査 など ■問題点 ・検査結果の記録に、時間と手間がかかる ・検査結果の転記ミスが多い ・作業員の判断ミスにより、検査の合否判定に間違いが生じることがある カイゼン② ウェアラブルマイク + 音声 ■活用方法 作業者は、マイク兼スピーカー(イヤホン)のウェアラブルマイクを装着。 検査内容の指示は、音声でガイダンス。 作業者はガイダンスをもとに、作業を行い、検査の結果を発話します。 発話された内容は、データとしてExcelファイルに記録され、同時に合否判定も行います。 ■カイゼンポイント   「検査作業」は、検査結果をペンで紙に記入し、後から検査記録票に転記したり、システムに入力したり、といったことが多くの現場で行われています。 この際、転記ミスや入力ミスといった、人的エラーが発生しています。   また「検査作業」により、検査の合否判定を行いますが、作業員の判断ミスや思い込みにより、検査基準に満たない製品が誤って合格になる、といったエラーも発生しています。  スピーカー(イヤホン)機能を備えたウェアラブルマイクを装着し、作業指示は耳から、検査結果は発話で行うことで、転記ミス・入力ミスといった、人的エラーを防止します。   また、発話された検査結果は、自動的にシステムに入力され、検査結果の合否判定も自動で行なわれるため、作業者の判断ミスによるエラーを回避し、効率的な検査作業を行うことが可能になります。